Bitter&Sweet
Bitter編
報告を済ませた後、半年前と全く変わらない木の葉の街を少し楽しみながら、
は一旦自宅へ戻った。
カカシに会いたくて、急いで里に帰って来た。
そのままカカシの家に向かっても良かったが、久しぶりに会う最愛の人。
流石に小奇麗にはして行きたい。
熱めのシャワーを浴び、着替えをして、カカシの家へと向かった。
以前貰ったこの部屋の鍵。
そのドアを開け中に入る。
主のいない部屋は少し寂しい。
でもカカシの匂いと、見慣れた部屋に安心する。
カカシ任務かな?
誰かに聞いてくれば良かった。
カカシが居ない事に時間を持て余し、はベットへと向かった。
部屋よりも濃厚なカカシの匂いを楽しみながら、はベットに潜り込む。
カカシの匂いだ・・・
早く帰って来ないかな・・・
カカシの残り香を味わっていると、このベットでカカシに何度も抱かれた事を思い出し、体が疼く。
カカシ・・・会いたいよ・・・
は体の奥から、熱い物が流れ始めるのを感じていた。
その姿を気配を殺し、見つめているカカシには気づかずに。
やっと俺の元へ帰って来た。
今まで俺が待っていた時間の長さに比べれば、これ位いいでしょ。
普段、人を待たせる事の多いカカシが、勝手といえば勝手だが。
色の任務に付くと告げられた時、自分の奥にある火種に引火した。
その火種は嫉妬という炎を燃え上がらせ、カカシを飲み込む。
「・・・カカ・・シ・・。」
自分を呼ぶ声を聞き、我に帰る。
は自分の体を抱き締めながら、膝を丸めて横たわっている。
そんな声で呼ばないでよ。
折角自分を押さえ込んでるのに。
どうなっても知らないよ。
カカシはベットに腰をかけた。
「カカシ!」
突然現れたカカシに驚き、は飛び起きる。
「待った?」
「うん・・・少し。お帰り。」
「それはこっちの台詞なんだけどね。お帰り。」
口付けながら、器用に自分の服を脱ぎ捨て、の服も脱がしていく。
そして再びはベットへと横たわる。
先ほどの一人とは違う、今度はカカシに組み敷かれて。
「、さっき何考えてたの?」
「・・・え?」
何時ならゆっくり時間をかけて到達するはずの場所に、カカシの指は滑り込む。
くちゅ・・・
とはっきり聞き取れないほど、僅かな水音。
でも感触でその音を連想させる事は容易い。
何度も、何度も聞いてきた音。
溢れる蜜はカカシの指の動きを滑らかにさせる。
「・・・あん・・ああ・・」
「だってね〜。まだ何にもしてないのに、こんなだよ。」
カカシは水源から手を離し、キラキラ光る指をに見せ付けた。
「・・・いや・・・。」
「教えてよ。こんなになる位の事って何?」
・・・それは・・・。
カカシに抱かれている自分を想像していたなんて・・・
言える訳ないじゃない。
「・・・言わなくても、分かってるんでしょ?」
「の口から聞きたい。それとも他の男の事でも考えてた?」
「!!そんな訳ないじゃない!カカシに・・・会いたかったから。」
「それだけ?」
「・・・カカシとこうなりたかったの。」
「俺もに会いたかった・・・会って抱きたかった。」
この日をどんなに待ち望んだ事か・・・。
そしてその指をに見せ付ける様に舐める。
「・・・やだ・・・恥ずかしいよ。」
「そ?美味しいけどね。」
「やめてよ、もう!」
「へ〜何時までそんな事言ってられるかな?」
カカシは僅かな笑みを浮かべ、の両足を立たせ秘部に顔を埋める。
覆い隠している壁を広げ、舌を這わせると、から溢れる蜜と、カカシの唾液が混ざり合い、
ぴちゃぴちゃと子犬が皿に注がれたミルクでも飲んでいるかの様な水音が響き渡る。
「・・・ん・・んっ・・・あ・・・」
「・・・どんどん溢れてくる。俺以外でもこうなっちゃりしたの?」
「な・・んで・・そんな事・・・聞くの・・・。ならないよ・・・。
相手には・・・ん・・あっ・・・あ・・触らせて・・ない・・・も・・ん・・・うっあ・・ああ!」
カカシの舌はの小高い丘の上にある突起を舐めあげた。
「あん・・・あっ・・あっ」
半年間カカシの快楽から離れていた体は難なく高みに昇る。
「あ・・・んああ!」
両足とピンと突っ張り、呆気なく果てた。
「まだ足りないって此処が言ってる。」
カカシは奥から止め処なく溢れてくる泉に指を当て、ゆっくり侵入を開始する。
達したばかりの其処はカカシの指を押し出す収縮と、導く収縮とを繰り返す。
ヌチャっと絡みつく、の内部。
カカシは指に回転を付けながら、奥へと進めた。
「きついね・・・。」
久しく異物の侵入を許していない其処は、以前にも増して狭い。
カカシは緊張を解すかのように、優しく内部に居る指を動かす。
「・・・ふあ・・ああん・・・。」
その度に秘部はカカシを喜ばせる音色を奏でた。
頃合を見計らって指を増やす。
「、って事は、相手の男に幻術使ったんでしょ。」
「・・・え・・?・・・そう・・・だけ・・・ど・・・んっん・あぁ・・」
「じゃこんなに可愛いの姿、見せた訳だ。」
いくら幻術とはいえ、他の男がのこの姿を目にしたと思うと、腸が煮えくりかえる。
カカシはその気持ちをぶつける様に、荒々しくの内部をかき混ぜた。
「あう・・・あん・・あっあ・・・あ・・」
の横に移動し、胸の先端を口に含む。
舌先で、転がし、歯を立て引っ掛ける。
その間も止む事はない内部への律動と、突起への圧迫。
久しぶりの体には激しすぎる刺激に、はすぐ二度目の絶頂へと向かう。
「あ・・・もう・・・・んん・・あーああ!!」
高みに達した時、汗とは違う一筋の光が、の閉じられた瞳から零れた。
「ごめ〜んね・・・。優しくしてあげたかったんだけど・・・。」
カカシはの零した涙を唇で掬う。
「・・・いいの。平気。」
カカシの気持ちが分かるから。
何も言わず送り出してくれた。
そして待っていてくれた。
待つ方の時間の流れは、待たせている方より長い事をも知っている。
「・・・カカシ・・早く一つになりたい。」
「ああ。」
カカシは己自身をの秘部に宛がい、一気に腰を沈めた。
先ほどとは比べ物にならない圧迫感。
でもとても満たされた感覚。
はカカシの頬を両手で包み込むと、二人は吸い寄せられる様に唇を重ねあう。
口内を堪能し、また触れ合うだけの口付けを繰り返す。
何度目か唇が離れた時、
「・・・・・愛してる・・・。」
その言葉を発したと同時に、カカシの動きは激しい物へと変わる。
「ん・・あん・・私も・・・愛・・して・・・る。」
の弱い部分を攻めると、其処はカカシを締め付ける。
「俺・・・もう・・・限界かも。」
打ち付けられる杭は、一段と熱さを増す。
「こんな綺麗なの姿、見せられちゃね。」
先ほどよりもきつく締める秘部が、カカシにの高みを知らせる。
「一緒にいこう。」
に軽く口付け、激しく腰を打ちつけた。
「あ・・・あん・・あーあーー・・ん・・・くっ・・・ああ!!・・あぁ・・」
の秘部は不規則な収縮を繰り返し、杭はドクドクと脈打った。
カカシはの隣に寝転び、抱き寄せる。
カカシの顔はの頭上に。
の顔はカカシの胸に埋もれている。
お互いの顔は見えなく共、幸せな時。
「俺、相手の男に嫉妬してたんだよね。ごめ〜んね。」
カカシはの髪にそっと口付けた。
「もういいから・・・。」
「最後に一つ聞いていい?」
「何?」
「幻術使ってかわしただけ?他には?が抱かれなかったのは分かったけど。」
「分かるんだ・・・。」
「そりゃあね分かるよ。俺だもん。」
「そっか・・・。良かった。」
「で?何かあった?」
聞いたらきっと気分の悪くなる様な事を、態々聞かなければいいのに・・・とは思う。
でも聞きたい気持ちも分かる。
「ん・・・とね・・・不意打ちだったから、避けられなかったんだけど、
他の人がいる前でキスされた。」
「へ〜。」
カカシの口調が変わる。
「でも、軽くだよ。軽く。」
「いい気分はしないよね。」
「・・・ごめん・・な・・さい。」
「ま、任務だから仕方ないけど。」
あの事は一生言わないでおこう。
影分身を残して屋敷の外に来ていた伝令と会っている間に、分身が抱かれてしまった事は。
ほんの僅かな時間だった。
だけど早急な行為に本体が戻った時には、分身は相手の男を受け入れざるおえない状況だった。
直ぐに幻術を使ったが、受け入れてしまった事には変わりない。
分身だとしても、この事をカカシが知ったらどうなるか・・・。
相手の男はこの世に居ないかもしれない。
いや・・・それより、カカシの傷つく姿は見たくない。
そして・・・知られたくない。
「でも、もうこんな任務はごめんだよ。」
カカシの目に静かな炎が見えた。
「うん。もうしないよ。これからは出来る限り断る事にする。」
「そうしてくれると助かるよ。俺の体が持たない。」
カカシはの顎を持ち上げ、口付ける。
「もう一回してもいい?今度は優しくする。」
「・・・私もカカシを感じたい。」
そして二つに分かれた体は、再び一つになった。
ただいま・・・カカシ・・・。
もう何処へも行かない。
貴方の傍に居る・・・。
いかかでしたでしょうか?
黒いカカシと言ってたわりには黒くなかったかな?
私の実力不足でしょう・・・。
また挑戦してみたいと思いますがどうでしょうか。
もうイヤ?
え〜ん、そんな事言わないで〜
かえで